Claude Code for VS Codeは、日本語で指示を入力して利用できます。
たとえば「このコードを日本語で説明してください」「このエラーの原因を調べてください」「この関数をリファクタリングしてください」といった指示を、日本語のまま入力できます。
英語へ翻訳してから質問する必要は基本的にありません。
プログラミング用語やライブラリ名、関数名などは英語のまま使いながら、日本語で自然に指示できます。
ただし、「Claude Codeを日本語で使うこと」と「Claude Codeの画面全体を日本語化すること」は別です。
VS Code自体は日本語化できますが、Claude Code固有のすべてのメニューやボタンを完全に日本語へ切り替えられるとは限りません。
そのため、実際には「VS Codeを日本語化し、Claudeとのやり取りを日本語に統一する」という使い方が基本になります。
Claude Code for VS Codeとは
Claude Code for VS Codeは、Anthropicが提供する公式のVS Code拡張機能です。
VS Code上からClaude Codeを利用でき、現在開いているファイルや選択中のコードを踏まえて、コードの説明や修正などを依頼できます。
単純に質問へ回答するだけではありません。
プロジェクト内のファイルを調査したり、コードを編集したり、必要に応じてターミナルコマンドを実行したりできる点が特徴です。
Claude Code for VS Codeでできること
Claude Code for VS Codeでは、たとえば次のような作業を行えます。
- コードの内容を説明する
- バグやエラーの原因を調べる
- コードを修正する
- リファクタリングする
- プロジェクト全体の構成を調べる
- テストを作成する
- コードレビューを行う
- ターミナルコマンドを実行する
- 現在のファイルや選択範囲について質問する
ただし、ファイル変更やコマンド実行については、権限設定によってユーザーの確認が必要になる場合があります。
VS Codeの対応バージョンを確認する
Claude Code for VS Codeを利用するには、対応しているVS Codeのバージョンを使用する必要があります。
2026年9月時点の公式Marketplace情報では、VS Code 1.98.0以降が要件となっています。
古いVS Codeを使用している場合は、Claude Codeをインストールする前にVS Codeをアップデートしておくとよいでしょう。
Claude Code for VS Codeをインストールする方法
まだClaude Codeを導入していない場合は、VS Codeの拡張機能画面からインストールできます。
拡張機能画面を開く
VS Codeで次のショートカットを押します。
Ctrl + Shift + X
拡張機能画面が表示されたら、検索欄に次のように入力します。
Claude Code
検索結果からAnthropic公式の「Claude Code for VS Code」を確認し、インストールします。
似た名前のサードパーティ製拡張機能が表示される可能性もあるため、提供元がAnthropicになっていることを確認することが重要です。
Claude Codeを日本語で使う方法
Claude Codeでは、日本語でそのまま指示を入力できます。
日本語で質問する
たとえば、現在開いているファイルについて説明してほしい場合は、次のように入力できます。
このファイルが何をしているのか、日本語で詳しく説明してください。
エラーを調査したい場合は、次のような指示もできます。
このコードで発生しているエラーの原因を調べてください。
原因と修正方法を日本語で説明してください。
リファクタリングを依頼する場合は、次のように指定できます。
この関数をリファクタリングしてください。
現在の動作は変更しないでください。
変更した内容も日本語で説明してください。
このように、特別な日本語設定をしなくても、日本語プロンプトを使ってClaude Codeへ指示できます。
英語の技術用語はそのまま使える
日本語で質問するときでも、技術用語まで無理に日本語へ訳す必要はありません。
たとえば、次のような単語は英語のまま使えます。
TypeScript
React
Next.js
Promise
async / await
API
Git
Docker
実際には、
このReactコンポーネントでuseEffectが実行されるタイミングを日本語で説明してください。
のように、日本語と英語の技術用語を組み合わせて使うのが自然です。
Claudeの回答を日本語にする方法
日本語で質問すれば日本語で回答されることが多いですが、状況によっては英語で返答される場合があります。
その場合は、プロンプト内で回答言語を明示すると安定しやすくなります。
プロンプトで日本語を指定する
最も簡単なのは、次の一文を追加する方法です。
日本語で回答してください。
たとえばコードレビューなら、次のように指定できます。
このコードをレビューしてください。
バグ、セキュリティ、可読性、パフォーマンス、保守性の観点で確認してください。
説明はすべて日本語でお願いします。
さらに明確にしたい場合は、次のように指定してもよいでしょう。
回答や説明は日本語で行ってください。
ただし、コード、変数名、関数名、API名、ライブラリ名などは必要に応じて英語のまま使用してください。
CLAUDE.mdで日本語回答を設定する
Claude Codeを継続的に日本語で使う場合は、毎回「日本語で回答してください」と入力するよりも、CLAUDE.mdへ指示を書いておく方法が便利です。
CLAUDE.mdは、Claude Codeへプロジェクト固有のルールやコンテキストを伝えるために利用できるファイルです。
プロジェクト単位で日本語設定をする
特定のプロジェクトだけ日本語回答にしたい場合は、プロジェクトのルートディレクトリに次のファイルを作成します。
CLAUDE.md
たとえば、次のように記述できます。
# Language
- ユーザーへの説明は日本語で行ってください。
- コード、変数名、関数名、API名、ライブラリ名などは必要に応じて英語のまま使用してください。
- コードを変更した場合は、変更内容と変更理由を日本語で説明してください。
このようなルールを設定しておけば、そのプロジェクトでClaude Codeを使う際に、日本語中心のやり取りをしやすくなります。
すべてのプロジェクトで日本語設定を使う
毎回異なるプロジェクトでClaude Codeを利用する場合は、ユーザー単位のCLAUDE.mdを利用する方法もあります。
代表的な保存場所は次のとおりです。
~/.claude/CLAUDE.md
ここに日本語回答のルールを書いておけば、複数のプロジェクトで共通の指示として利用できます。
プロジェクト固有のコーディングルールはプロジェクト側のCLAUDE.mdへ書き、回答言語など共通ルールはユーザー側へ書く、といった使い分けもできます。
参考サイト
【初歩の初歩】VSCodeへのClaudeCode導入と初期設定(作業場所の固定、ルール)
/initでCLAUDE.mdを作成する方法
CLAUDE.mdは手動で作成するだけでなく、Claude Codeの/initコマンドを利用して作成する方法もあります。
/initを実行する
Claude Codeを起動し、プロジェクト内で次のように入力します。
/init
Claudeがプロジェクトの構成やコードベースを調べ、CLAUDE.mdの初期内容を作成します。
生成された内容を確認したうえで、日本語に関するルールを追記すると便利です。
たとえば、
## Language
ユーザーへの回答や説明は日本語で行ってください。
と追加します。
CLAUDE.mdは長くしすぎない
CLAUDE.mdには多くのルールを書けますが、必要以上に長くすることはおすすめできません。
特に重要なルールだけを簡潔にまとめたほうが、Claudeにとって指示の優先順位が分かりやすくなります。
日本語回答が目的であれば、数行程度の設定でも十分です。
VS Code自体を日本語化する方法
Claude Codeだけでなく、VS Codeのメニューや設定画面も日本語にしたい場合は、VS Code側の表示言語を変更します。
Japanese Language Packをインストールする
まず、次のショートカットで拡張機能画面を開きます。
Ctrl + Shift + X
検索欄へ次のように入力します。
Japanese Language Pack
Microsoftが提供している日本語Language Packを選択し、インストールします。
表示言語を日本語へ変更する
次に、次のショートカットでコマンドパレットを開きます。
Ctrl + Shift + P
検索欄へ次のように入力します。
Configure Display Language
表示言語として日本語を選択します。
必要に応じてVS Codeを再起動すると、VS Codeのメニューや設定画面などが日本語表示になります。
Claude CodeのUIも日本語化されるとは限らない
ここで注意したいのが、VS Code本体の日本語化とClaude Code拡張機能の日本語化は別という点です。
VS CodeへJapanese Language Packを導入しても、Claude Code独自のボタンやメニュー、コマンド名などがすべて日本語になるとは限りません。
2026年9月時点で確認できる公式情報では、Claude Code for VS CodeのUI全体を日本語へ切り替える設定は明確に案内されていません。
したがって、現実的には次のように考えると分かりやすいでしょう。
VS CodeのUI
→ 日本語化できる
Claudeとの会話
→ 日本語で利用できる
Claude Code独自のUI
→ 英語表示が残る可能性がある
「Claude Codeを日本語で使いたい」という目的であれば、会話や説明を日本語にするだけでも十分実用的です。
選択したコードを日本語で説明してもらう
Claude Code for VS Codeでは、エディターで選択しているコードを踏まえて質問できます。
コードを選択して質問する
たとえば次のコードを選択したとします。
const result = users.filter(user => user.active);
Claude Codeへ、
この処理が何をしているのか、JavaScript初心者にも分かるように日本語で説明してください。
と質問できます。
コードを毎回チャットへコピーして貼り付けなくても、VS Code上で作業しながら質問できるのが大きなメリットです。
日本語コメントを追加してもらう
Claude Codeへ依頼して、ソースコードに日本語コメントを追加することもできます。
必要な部分だけコメントしてもらう
たとえば次のように指示できます。
このコードに日本語コメントを追加してください。
コメントを増やしすぎず、処理の意図が分かりにくい部分だけに追加してください。
ただし、チーム開発ではコードコメントを英語に統一している場合もあります。
その場合は、
説明は日本語でしてください。
コード内のコメントは既存プロジェクトのルールに合わせて英語にしてください。
と指定するとよいでしょう。
会話の言語とソースコード内の言語は分けて考えるのがおすすめです。
エラーの原因を日本語で調べてもらう
Claude Codeは、エラー調査にも利用できます。
たとえば、次のように質問できます。
このエラーの原因を調べてください。
原因、修正方法、修正による影響を日本語で説明してください。
さらに、
必要であれば関連するコードも確認して、根本原因を特定してください。
と追加すれば、単にエラーメッセージを説明するだけではなく、周辺コードまで含めた調査を依頼できます。
英語のコードやREADMEを日本語で説明してもらう
海外製のライブラリやOSSでは、READMEやドキュメントが英語のみというケースも少なくありません。
Claude Codeを使えば、VS Code上でその内容を日本語で説明してもらえます。
READMEを日本語で要約する
たとえばREADMEを開き、
このREADMEを日本語で要約してください。
特にインストール方法、初期設定、基本的な使い方を詳しく説明してください。
と質問できます。
コードを読みながら、
このライブラリがどのような役割を持っているのか日本語で説明してください。
と聞くこともできます。
英語の技術情報を日本語で理解したい場合にも便利です。
コードレビューを日本語で依頼する
Claude Codeはコードレビューにも利用できます。
レビュー観点を指定する
たとえば次のように指示できます。
このコードをレビューしてください。
以下の観点で確認してください。
- バグ
- セキュリティ
- 可読性
- パフォーマンス
- 保守性
問題点と改善方法を日本語で説明してください。
単に「レビューしてください」と依頼するより、確認してほしい観点を明示したほうが、目的に合った回答を得やすくなります。
Claude Code: Use Terminalとは
Claude Code for VS Codeでは、GUI型のインターフェースだけでなく、ターミナル中心のClaude Codeを使うこともできます。
ターミナル型へ切り替えられる
VS Code拡張機能には、
Claude Code: Use Terminal
という設定があります。
従来のターミナル型Claude Codeの操作を好む場合は、この設定を利用できます。
GUI型とターミナル型のどちらが使いやすいかは、開発スタイルによって異なります。
初心者であれば、まずVS Code統合型のインターフェースから使い始めると分かりやすいでしょう。
MCPやサブエージェントも利用できる
Claude Codeには、通常のチャットやコード編集以外にも高度な機能があります。
MCPを利用できる
MCPは、Claude Codeと外部ツールやサービスを連携するための仕組みです。
対応するMCPサーバーを設定することで、Claude Codeから外部データや開発ツールへアクセスできるようになります。
サブエージェントを利用できる
Claude Codeでは、特定の作業を別のエージェントへ任せるサブエージェント機能も利用できます。
複雑なコード調査や、大規模なプロジェクトで役立つ機能です。
一部の設定はCLIが必要
VS Code拡張機能から利用できる機能であっても、初期設定についてはコマンドライン版Claude Codeを使用する場合があります。
そのため、MCPやサブエージェントなど高度な機能を使う場合は、VS Code拡張機能だけではなくClaude Code CLIの使い方も理解しておくと便利です。
Claude Codeを日本語で使うおすすめ設定
日常的にClaude Codeを使うのであれば、日本語利用に関する設定を最初に整えておくと効率的です。
おすすめの構成
基本的には、次のような構成がおすすめです。
- VS Codeを最新版へ更新する
- VS CodeへJapanese Language Packを導入する
- Anthropic公式のClaude Code for VS Codeをインストールする
- Claudeへの質問は日本語で入力する
CLAUDE.mdへ日本語回答のルールを書く- コードや変数名は原則として英語のままにする
- プロジェクト独自のルールも
CLAUDE.mdへ記載する
たとえば、次の程度の設定でも十分実用的です。
# Language
- ユーザーへの回答や説明は日本語で行ってください。
- コード、変数名、関数名、API名、ライブラリ名は必要に応じて英語のまま使用してください。
- コードを変更した場合は、変更内容と変更理由を日本語で説明してください。
# Code
- 既存プロジェクトの設計や命名規則を優先してください。
- 既存機能を壊す可能性がある変更は慎重に行ってください。
これだけでも、日本語でかなり使いやすいClaude Code環境を作れます。
Claude Codeを日本語で使うときの注意点
Claude Codeを日本語で使用すること自体は難しくありませんが、いくつか注意点があります。
UIまで完全に日本語になるわけではない
最も重要なのは、日本語で会話できることと、UIが日本語になることを混同しないことです。
Claudeとのやり取りは日本語で行えますが、Claude Code固有のコマンド名やメニューなどには英語が残る可能性があります。
技術用語は英語のまま使ってよい
プログラミングでは、無理にすべてを日本語化すると逆に分かりにくくなる場合があります。
たとえば、function、Promise、React、TypeScript、APIなどは英語のまま使うほうが自然です。
説明だけ日本語にして、コードや専門用語は必要に応じて英語を維持すると読みやすくなります。
CLAUDE.mdへ大量のルールを書きすぎない
CLAUDE.mdには便利な指示を書けますが、ルールを増やしすぎると管理しにくくなります。
本当に重要なルールを中心に、簡潔にまとめることが大切です。
まとめ
Claude Code for VS Codeは、日本語のプロンプトを使って利用できます。
「このコードを説明してください」「エラーの原因を調べてください」「コードを修正してください」といった指示を日本語で入力でき、回答や説明も日本語で受け取れます。
より安定して日本語で使いたい場合は、プロンプトで「日本語で回答してください」と指定するか、CLAUDE.mdへ回答言語に関するルールを書いておく方法が便利です。
また、VS Code自体はJapanese Language Packを利用して日本語化できます。
ただし、VS Codeの日本語化とClaude Code独自UIの日本語化は別であり、Claude Codeのすべての表示が日本語になるとは限りません。
実務では、VS CodeのUIを日本語化し、Claudeとの会話や説明を日本語に統一し、コードや技術用語は必要に応じて英語のまま使う構成が分かりやすいでしょう。
CLAUDE.mdも活用すれば、毎回「日本語で回答してください」と入力する手間を減らし、日本語中心の開発環境を作れます。
以上、Claude Code for VSCodeを日本語で使う方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。









