Kotlinの初心者向けの勉強方法について

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Kotlinは文法が比較的シンプルで安全性も高く、Android・サーバサイド・CLIツールなど幅広く使われている言語です。

一方で、学習の順序を間違えると「理解した気がするが書けない」状態に陥りやすいのも事実です。

ここでは、Kotlin初心者が独学でもつまずきにくいよう、事実に基づいた正確な内容実行しやすい学習手順を中心に解説します。

目次

学習前に決めておくべきこと

最初に「Kotlinを何に使いたいか」を仮でよいので決めます。

目的を決めないまま学ぶと、必要以上に範囲が広がりやすくなります。

代表的な目的

  • Androidアプリ開発
  • サーバサイド(Web APIなど)
  • プログラミング学習(言語習得)
  • 競技プログラミング

目的が未確定な場合は、最初の1〜2週間はコンソール(CLI)アプリでKotlinの基礎に集中するのが最も無難です。

UIやフレームワークに引きずられず、言語そのものを理解できます。

Kotlin初心者向け・学習ロードマップ

フェーズA

「Kotlinを動かす」ことが目的です。

  • val / var
  • 基本型(Int / String / Boolean)
  • 条件分岐(if / when)
  • ループ(for / while)
  • 関数(fun)
  • List / Map の基本

この段階では、細かい理解よりも実行できることを優先します。

フェーズB

Kotlinの特徴を理解し始める段階です。

  • null安全
    • ? / ?. / ?:
  • data class
  • コレクション操作
    • map / filter / groupBy
  • スコープ関数(最初は2つ)
    • let:値を受け取って処理する
    • apply:初期化・設定をまとめる
  • enum class / sealed class
  • 拡張関数

ここで「Kotlinらしいコード」を少しずつ書けるようになります。

フェーズC

小さなプログラムを繰り返し作るフェーズです。

  • 入力 → 処理 → 出力を意識
  • 小さく作り、必ず完成させる
  • 後から関数分割・data class化する

「完成させる経験」が理解を定着させます。

フェーズD

  • Android:UI / 状態管理 / 非同期 / ネットワーク
  • サーバサイド:HTTP / JSON / DB / テスト
  • 競プロ:高速入出力 / アルゴリズム

初心者に向いている学習の進め方

以下のループを回すと、独学でも伸びやすくなります。

  1. 読む(概要理解)
  2. 書く(写経・実行)
  3. 少し変える(条件・処理を変更)
  4. 小さく自作する

「理解してから書く」より「書いてから理解する」方が定着しやすいのがKotlinの特徴です。

毎日の学習時間の目安

30分

  • 文法1テーマ
  • 小さな問題1問

60分

  • 文法+サンプル実行
  • ミニ課題
  • 軽いリファクタリング

週末

  • ミニアプリを1本完成させる

初心者が誤解しやすいポイント

val / var

  • val:再代入不可(基本はこちら)
  • var:再代入可(必要な場合のみ)

状態を減らすほど、コードは安全になります。

null安全

  • String? は null の可能性がある
  • ?.:nullなら処理しない
  • ?::nullの代替値を指定

nullを型で表現するのがKotlinの基本思想です。

when の使いどころ

  • 分岐が多い・列挙的 → when
  • 単純な条件分岐 → if

「万能」ではなく、読みやすさで使い分けます。

スコープ関数

最初は以下だけで十分です。

  • let:値を加工・変換
  • apply:初期化・設定

他のスコープ関数は後から学んでも問題ありません。

!! について

!! は nullでないと断言する演算子です。

誤ると実行時例外になるため、初心者は多用しない方が安全です。

必要な場合は requireNotNullcheckNotNull を検討します。

練習課題の例

基礎

  • 数値の合計・最大値
  • 文字列操作(反転・判定)

応用

  • data class を使った集計
  • nullableを含むデータ処理

ミニアプリ

  • ToDo管理
  • 家計簿
  • 簡単なクイズ

Android・サーバサイド学習の注意点

Android

  • 新規学習ではComposeは理解しやすい
  • 既存プロジェクトではXMLも必要になる場合がある

サーバサイド

  • Kotlin初心者にはKtorが比較的入りやすい
  • Springは強力だが学習コストが高め

初心者脱出の目安

次ができれば、基礎は十分です。

  • nullableを見て注意できる
  • data classで構造を表現できる
  • map / filter / groupByが使える
  • 小さなアプリを最後まで作れる

今日からやること

  • Kotlinを実行できる環境を用意
  • 小さな問題を複数解く
  • null安全を必ず使う
  • List操作を試す
  • 週末にミニアプリを完成させる

以上、Kotlinの初心者向けの勉強方法についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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