SES（システムエンジニアリングサービス）において、案件が決まらない、つまり「待機状態」にある場合の給与については、会社や契約内容により異なるため、いくつかの一般的なケースを挙げて説明します。
待機中も基本給が支払われる場合
多くのSES企業では、エンジニアが待機状態にあるときでも基本給が支払われるケースがあります。
これは、エンジニアが会社に所属している限り、案件が決まっていなくても最低限の給与が保証されるというものです。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 待機期間の制限：長期間待機が続いた場合、会社がその期間を限定することがあります。その結果、一定の期間を過ぎると給与が減額される、もしくは無給となる場合があります。
- 待機中の業務：待機中もスキルアップのための勉強や社内研修、他の業務を行うことが求められることがあります。
待機中の給与が減額される場合
会社によっては、待機中の給与が基本給よりも低く設定されている場合があります。
このケースでは、案件が決まっていない期間は、通常の給与よりも減額された額が支払われることになります。
この減額率や減額期間は、会社のポリシーや労働契約に依存します。
完全歩合制の場合
一部のSES企業やフリーランスとしてSES契約をしている場合、完全歩合制であることがあります。
この場合、案件が決まらない、つまり稼働していない期間は給与が発生しないことになります。
こうしたケースでは、待機期間中の収入がゼロになるため、リスクマネジメントが必要です。
有給休暇の消化
一部の企業では、待機中に有給休暇を消化することを推奨または強制される場合があります。
この方法により、待機期間中でも一定の収入を確保することができますが、有給休暇が減ることになります。
契約内容に基づく特別条件
労働契約や雇用契約に特別な条件が含まれている場合があります。
例えば、待機期間中に特別手当が支払われる場合や、逆に待機期間が長引いた場合の契約解除条件などが含まれていることがあります。
契約書の内容を事前によく確認しておくことが重要です。
まとめ
SESにおける待機期間中の給与については、所属する会社や契約内容によって大きく異なります。
基本給が支払われるケースが一般的ですが、減額される場合や無給になる場合もあるため、事前に労働契約の内容をしっかりと確認し、自分に合った条件の会社を選ぶことが重要です。
また、リスクマネジメントとして、待機期間を見越した貯金や副業などの検討も一案です。
以上、SESの案件が決まらない時の給料についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
