SES（System Engineering Service、システムエンジニアリングサービス）における入場初日（初出勤日）には、以下のような流れやポイントが一般的にあります。
これはSESに限らず、IT業界全体で共通する部分もありますが、特にSES特有の注意点も含めて解説します。
目次
事前準備
- 契約書・合意書の確認: 初日に必要な契約書や合意書の内容を事前に確認しておきます。これには就業規則や、セキュリティポリシー、顧客企業との間で交わした契約内容などが含まれます。
- 必要な持ち物の確認: 身分証明書、銀行口座情報、印鑑、筆記用具など、企業側が指定する持ち物を準備します。これらは多くの場合、雇用契約を締結する際に案内されます。
出勤時間・場所の確認
- 正確な出勤時間と場所を確認しておくことが重要です。SESの場合、クライアント先での作業が多いため、常駐先企業の場所や最寄り駅からのルートを事前に調べておきます。
- 遅刻や無断欠勤は厳禁: 初日は特に重要であり、遅刻や無断欠勤は信頼を損なう要因となります。万が一、遅れそうな場合は、事前に連絡を入れることが必須です。
入場手続き
- 入場手続きの流れ: 入場時には、セキュリティカードの受け取り、社内システムへのアクセス権限の取得、作業場所の案内などが行われます。また、オフィスのセキュリティポリシーやエスカレーションルールの説明を受けることもあります。
- オリエンテーション: SES企業によっては、オリエンテーションが行われ、会社の方針やプロジェクトの概要、関係者の紹介などが行われることもあります。
プロジェクトの紹介・着手
- 担当プロジェクトの説明: クライアント先での初日は、担当するプロジェクトや業務内容についての説明が行われることが一般的です。どのようなシステムを扱うのか、現在のプロジェクト状況や、チームメンバーの役割などが説明されます。
- 環境構築: 開発環境やツールのセットアップが必要な場合もあり、これが初日に行われることが多いです。セットアップの際には、クライアントのIT担当者や、SES企業のリーダーがサポートすることもあります。
チームメンバーとのコミュニケーション
- 自己紹介と挨拶: チームに合流した際には、自己紹介を行い、プロジェクトメンバーや関係者に挨拶します。これは信頼関係を築く第一歩です。
- コミュニケーションツールの確認: チーム内で使用するチャットツール、メール、プロジェクト管理ツール（例：JIRA、Trelloなど）について説明を受け、アクセス権限を取得します。
初日の注意点
- 初日は観察と学習の時間: 初日はまだ業務に慣れていないため、積極的に周囲を観察し、プロジェクトの進め方やチームの文化を学びましょう。
- 質問を恐れない: 不明点や不安な点があれば、遠慮せずに質問することが重要です。特に初日は、全体の流れを理解するために質問することが期待されています。
まとめ
- 全体の流れを把握する: 初日の目的は、業務の流れや必要な手続きを理解し、チームに溶け込むことです。無理に作業を進めるよりも、しっかりとプロジェクトやチームの理解を深めることを重視しましょう。
- 準備と柔軟性: 事前準備をしっかり行い、初日は柔軟に対応することが求められます。
これらのポイントを押さえておくと、SESの入場初日をスムーズに迎えることができるでしょう。
以上、SESの入場初日についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
